ズボラPDCA

 

「PDCA」。社会人であれば一度は聞いたことがある言葉。耳にする割には、実際に運用されていることは少ない残念な言葉でもある気がします。

ズボラPDCA」はそんな「PDCA」について書かれた本です。

著者の「北原孝彦」さんって?

実は6年くらい前から著者の北原孝彦さんをチェックしています。当時はウェブサイトを運用している人でした。

その後、前職の美容室経験をいかし美容室を開業したと思ったら、翌年には2店舗目を展開。さらに、全国展開を行うと掲げ、あれよあれよという間に100店舗の美容室を経営するという凄い人です。

SNS越しですが、その圧倒的な行動力(ズボラPDCA的には「異常値」を持った人)を目の当たりにしていたので、どんな風に考え行動していたのかが書かれた本書がとても気になっていました。

北原孝彦さんのサイト:https://kitaharatakahiko.jp/

「ズボラPDCA」ってどんな本?

ズボラPDCA」を一言で表現すると、「最短距離でゴールする方法」です。

そういうと、「楽」「簡単」というようなワードが思い浮かびますが、ちょっと違います。

たとえば、野球でホームランバッターになりたいと考えたとすると、「1日1回〇〇すればOK」という類のものではありません。最短距離が素振り100万回であれば、それを最優先で行うのが「ズボラPDCA」です。

決して「楽」「簡単」ではありませんが、ゴールへの最短距離を進むことができます。

そのために、ズボラだからこそのPDCAがあります。

P:ズボラだから、余計なことをしない
D:ズボラだから、挫折しない仕組みを作る
C:ズボラだから、だれでもできるように再現性を高める
A:ズボラだから、楽ができるように改善する

レバメモ。気になる箇所をピックアップ

なるほど!と思ったことをいくつかピックアップしておきます。

「好きなこと」ではなく「勝てること」で勝負する
仕事に対する計画をするとき、「好きなこと」「やりたいこと」で勝負しようとしてしまうことが多々あります。

ないものねだりで考えるのではなく、「困っていることを解決してあげられること」を中心に考えることを重要性を再認識しました。

効率化対策は「必要のないことはやらない、捨てていいものは捨てる」
効率化対策というと、より簡単にやることを第一に考えてしまいがちです。しかしながら、そもそも捨てることができれば最大の効率化になります。まずは、捨てることができるか?ということを最優先で考えていこうと思います。

まずは小さな行動を100回やってから、検証する
100回って全然「楽」ではないですよね。

ズボラは長期間の行動ができないので、短期間で小さな行動を大量にやり切るのがポイントなようです。

わりと、「量より質」を重視してしまう傾向があり、途中で挫折することが多かったように感じます。今後はまずは「質より量」を重視し、そこから質を上げていくアプローチをしていくのがよさそうです。

「再現性」を高めることで時間を節約できる
PDCAのCでは、「自分だけでなく、誰でもできる形にする」そうです。自分しかできない状態だと、自分の仕事が増え続け、部下やまわりの人も成長できません。

「この仕事は自分にしかできない」と自慢げに話す人がたまにいますが、確かに「時間がない」や「周りの人が使えない」というようなことをよく口にしている気がします。

再現性を高めて、自分の仕事を減らしつつ、まわりの成長を促進させることが重要。

自動化とは
・お金をかけてできることはお金をかければいい
・人に任せられることは自分でやる必要はない
そして空いた時間に新しいことをはじめる

苦手なことや自分がやる必要性がないものは自動化し、自分にしかできない新しいことにたくさんチャレンジしていこうという話。

まとめ

圧倒的なPDCAを積み重ねてきた北原さんの著書「ズボラPDCA」を紹介してみました。

決して「楽して〇〇」という内容ではないですが、PDCAがうまく回せない人や何かを新しく始めたいと思っている人におすすめです。

紹介した本:ズボラPDCA

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  • 記事はありませんでした。これから充実させていきますのでお楽しみに!

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