hdparmコマンドでディスクの読み出し性能を簡易測定する
hdparmコマンドを利用することで、ディスクの読み出し性能を簡易測定することができます。
Contents
hdparmとは
hdparmとは、ハードディスクのパラメータを取得、設定するためのコマンドです。
-tオプションを付けることで、読み出しのベンチマークを取得することが可能です。
hdparmの使い方
hdparmのインストール方法
CentOSの場合は、標準リポジトリからインストールが可能です。
yum install hdparm
hdparmの実行方法
hdparmに-tオプションを付与して、ベンチマークしたいデバイス名を指定します。
# hdparm -t /dev/sda3
hdparmの結果の見方
hdparmを実行すると、次のような結果が出力されます。
# hdparm -t /dev/sda3 /dev/sda3: Timing buffered disk reads: 400 MB in 3.00 seconds = 133.27 MB/sec
確認すべきは、MB/secの部分です。この場合は、133.27MB/secの読み出し性能であることがわかります。
より実践的な使い方
ベンチマークは、何回か実行してみて、平均値を取得するのが望ましいです。
5秒置きに10回繰り返す場合は次のようなコマンドで実施が可能です。
for i in [1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10];do sleep 5;echo $'\n\n' $i;hdparm -t /dev/sda3;done
hdparm活用例
実際にhdparmを使って「ディスク読み出し」をベンチマークした記事がありました。ニフティクラウドのディスク性能の比較をしているようです。絶対値を見るのもいいですが、相対的に比較するとよりわかりやすいですね。
まとめ
hdparmコマンドを使うことで、ディスクの読み出し性能を調べることができました。実際は、異なる速度のディスクを比較する場合などに利用すると良いと思います。
hdparmの特徴をまとめると次のようになります。
- プラットフォームはLinux
- CentOS標準のyumインストールが可能
- DISKの読み出し性能の測定が可能
- 結果は、MB/secを見る
この記事へのコメントはこちら