自分だけの検証環境を作る方法

   2016/03/05

自分だけの検証環境、持っていますか?

新しいコマンドについて確認したいんだけど、本番環境でいきなり試すのはチョット・・・何も更新されないことがわかっていても、初めてのコマンドを打つには意外と勇気がいるものです。

社内に検証環境があるかもしれませんが、ほかの人に迷惑がかかるのもイヤだし、基本的なこと過ぎるのでこっそりと試したい。

そんなときに、「自分だけの検証環境」があれば誰にも遠慮することなく、思う存分試すことができます。

この記事では、自分だけの検証環境の作り方について説明していきます。

VPSで自分だけの検証環境を作ろう

検証環境にはVPSがおススメです。

検証環境に必要な条件は次の通りです。

  • 自分だけの環境である
  • root権限が利用できる
  • 費用が低価格である

レンタルサーバーではroot権限がありません。ホスティングでは高額すぎます。AmazonWebServicesなどのクラウドは、転送量が従量課金になるため、金額が青天井になってしまう可能性があります。

その点、VPSであれば、自分だけのroot権限付きの仮想環境が手に入り、費用もワンコイン以下の固定費用で利用が可能です。

当ブログが利用しているVPSは月額467円

当ブログが利用しているのは、DTI社のServersMan@VPSです。2009年から利用しているので、6年が経過しようとしています。

ServersMan@VPSを使っている理由は、安くて、簡単で、安定している、からです。いいと思うポイントをまとめてみます。

とにかく安い

月額費用は、467円。1日たった16円で、自分だけの検証環境が手に入ります。価格的には、格安レンタルサーバーのイメージが強い、さくらのVPSの635円を下回る安さです。

VPSを始めるための初期費も無料なのがうれしいところ。初月の月額料金も無料となるので、初期投資ゼロではじめることができてしまいます。

しかも、利用してみて満足いかなかった場合は、「90日以内に申し出れば料金は発生しない」ので、かなり導入のハードルは下がるのではないでしょうか。

スペック的にも、月3万PV程度のWordPressサイトを動かす分には全く問題は出ていません。

利用が簡単

利用するための手続きは簡単です。ウェブサイトから申し込みが可能です。申し込み完了後、最大15分で利用が可能になります。

OSはCentOS6と7から選択が可能です。初期セットアップの状態としては3パターンから選ぶことができます。おススメは自分で色々とインストールから始められる「シンプルセット」です。最低限のLAMP環境が欲しい場合は「ブログセット」を選ぶといいと思います。

最新のCentOS7に対応しているのはうれしいですよね。

6年間トラブルフリー

安いだけで、使い物にならないようなサービスがたまにありますが、安定稼働してくれています。2009年から利用してきて、障害などで止まったことはありません。

使い始めの2010年ころに、CPUのSteelが異常に高くなり動作が重い時期がありましたが、メンテナンス後に解消されました。それ以降は、快調に動いています。

恥ずかしながら、自分自身が原因のトラブルは一度ありました。

bindをインストールしていたのですが、オープンリゾルバになっていたようで、外部からの攻撃によって大量のトラフィックを垂れ流してしまっていました。テクニカルサポートで異常を検知したらしく、サポートの方から連絡をいただき、色々と知見をいただきながら、早めの対策を打つことができました。(あの時はゴメンナサイ・・・協力いただき助かりましたmm)

まとめ

座学中心に学ぶ人と、実践中心に学ぶ人では、成長速度に圧倒的な差が生まれます。実践を中心に学び、座学で全体的な知識を補完する。そんな勉強の仕方が理想です。

ServersMan@VPSで、自分だけの検証環境を手に入れてみてはいかがでしょうか。



1日16円の投資が、1年後の自分を大きく変えてくれるかもしれませんよ。

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