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負荷テストツールの代表選手、JMeter。シナリオの作り方から実行方法までまとめて解説!

シナリオ作成テクニック

リクエスト間隔を調整する「タイマ」

ユーザが画面遷移をするとき、必ずある程度の間隔が発生します。

たとえば、トップ画面から次の画面へ遷移するときは、トップ画面の内容を確認したうえで、気になるリンク先の画面へ遷移します。しかし、JMeterのデフォルト設定では、間髪いれずに次の画面遷移を実行してしまいます。

タイマは画面遷移間の間隔を指定することができる機能です。これを利用することで、実際のユーザの動きに近いシナリオを作成することができます。

タイマの種類と使いどころ

タイマは、「追加 > タイマ > 定数タイマ」で追加が可能です。

スレッドグループの下に追加すると、全ての画面遷移に適用させることができます。

画面遷移ごとに指定したい場合は、シナリオの下に設定します。図では、「hidden項目に受け渡す」のシナリオに定数タイマを追加しようとしているところです。

タイマの追加

タイマの追加

定数タイマ

「定数タイマ」は一定の間隔をあけることができる機能です。

定数タイマ

定数タイマ

項目 概要
スレッド遅延時間(ミリ秒) 画面遷移の間隔を指定します。たとえば、2000を指定した場合、2秒おきにアクセスするシナリオになります。

タイマを指定しない場合

タイマを指定しない場合は、次々とアクセスされてしまいます。

定数タイマを指定した場合

定数タイマを指定すると、一定間隔でアクセスが発生します。

ガウス乱数タイマ

「ガウス乱数タイマ」は、ガウス分布(正規分布)にしたがっった間隔のゆらぎを持たせたい場合に利用します。定数タイマは一定の間隔を入れることができました。しかし、ユーザによってアクセスの間隔はことなってきます。それを再現するのが「ガウス乱数タイマ」です。

ガウス分布とは・・・

ガウス分布(英: Gaussian distribution)は、平均値の付近に集積するようなデータの分布を表した連続的な変数に関する確率分布である。

出典:Wikipedia

ガウス乱数タイマ

ガウス乱数タイマ

項目 概要
偏差(ミリ秒) 間隔の揺らぎを指定します。4000を指定した場合、ガウス分布に従い、0秒から4秒の間でランダムに間隔が決まります。
遅延時間オフセット秒数(ミリ秒) オフセットさせる秒数を指定します。5000を指定した場合、偏差に対してプラスマイナス5秒の時間が遅延します。

ガウス乱数タイマを指定した場合

ガウス乱数タイマを指定すると、間隔にばらつきがあるアクセスを再現することが可能です。

一様乱数タイマ

一様乱数タイマもガウス乱数タイマと同様に、揺らぎを持たせたアクセスを再現するのに利用します。

項目 概要
最大遅延時間(ミリ秒) ベースとなる間隔の揺らぎを指定します。
遅延時間オフセット秒数(ミリ秒) オフセットさせる秒数を指定します。4000を指定した場合、最大時間プラスマイナス4秒の遅延が発生します

一様乱数タイマを指定した場合

一様乱数タイマを指定すると、間隔にばらつきがあるアクセスを再現することが可能です。

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